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2018年07月31日(火)

就職活動知識

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◆ ◇ ◆  就職活動知識  ◆ ◇ ◆

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「コンピテンシー面接とは?」

優秀な学生がほしい。会社に貢献してくれる学生がほしい。就職活動でよく耳にする言葉です。ここで書いた「優秀な学生」「会社に貢献してくれる学生」とはどんな学生なのでしょうか。学歴が良い?勉強の成績が良い?いろいろ思い浮かぶと思います。

実は学生が考える「優秀な人」「貢献できる人」は間違っている人が多いのです。大手企業になると当たり前に採用している「コンピテンシー面接」というものがあります。この“コンピテンシー”という言葉には「ある仕事や役割において優秀な成果や成績を残す人に共通する行動特性」という意味があります。言い換えれば、その業務において成果を残している社員たちには共通する特徴的な能力(=行動特性)が備わっているということです。この行動特性を面接の中で判断するために生まれたのがコンピテンシー面接なのです。

コンピテンシー面接が普及した背景には以下のようなことがあったからです。
人事担当者に現場で働く社員から「同程度の知識やスキル、同レベルの頭の良さであっても、実際の業務で成果を出せる人と出せない人の差が激しい。人柄だけでなく仕事の適性を重視してほしい」と現場から多く苦情が寄せられていたことが原因でした。

採用担当者が感じた第一印象や受験者の受け答えでなく、就活者の行動という客観的な要素を持って判断をする。そして、自社で成果を出している人材が行っている行動や考え方を基準にすることで、担当者ごとの評価のブレを少なくし、自社が求めるスキルや能力・レベルとのミスマッチを防ぐことを可能とするのです。

では、実際にコンピテンシー面接とはどのような面接なのでしょうか。実は5段階の評価基準で判断します。その為、通常の面接と異なり、企業が必要とする行動能力を持つ候補者を評価・採用することが可能です。

つまり、結果ではなく過程で評価するのです。その為、「売上を100万円あげました」「リーダーとしてチームを優勝に導きました」と経験がないからといって嘘をついても“行動の質”から嘘が見破ることが可能になるのです。その為、表面的な見せ方ばかり考えている学生は就職活動を難しくしてしまうことに繋がるのです。

では簡単に5つのレベルを紹介します。

レベル1:指示された事を確実に実行できるレベル
レベル2:自分がやるべきことを自主的に実行するレベル
レベル3:周囲の環境や状況を判断して、的確なアプローチを選択して実行するレベル
レベル4:困難な状況でも打破する方法を独自の工夫で考え実行するレベル
レベル5:パラダイム転換して、成果が出るように独自に新しい状況を作る

レベル1からレベル3は、状況に応じて実行するので、状況従属行動と呼ばれます。対してレベル4は状況変容行動です。そして、レベル5になると、状況をつくり出すことになるので状況創造行動と呼ばれています。つまりレベル1からレベル3の行動特性しかない学生は他者との差別化が難しくなります。他の学生より優れていると見せるにはレベル4以上が必要になります。その為、人気企業や大企業はレベル4以上が求められることを理解しておきましょう。

以上をさらに3つに整理すると以下になります。

コンピテンシーが低いレベルとは指示されたことをきちんとこなす、またはマニュアル通りに実行するレベル。またはやらざるを得ない状況で、誰でも普通

コンピテンシーが普通のレベルとは能動的に自分で判断し、自分のできる範囲内で改良、改善を行う。すなわち、自分で改善を行おうと自発的に考え、そしてできることを最大に行う。

コンピテンシーが高いレベルとは成果を意識して、独自のアイデアを創出し試みる。たとえその実行に障害や反対があっても目標を達成するために、周りを巻き込んでやりぬく。普通レベルとの違いは、チームメンバーや上司、他の組織とも積極的に巻き込んで達成する点。また最も高いレベルは現状を放置しても、全く異なる状況を作り出すような変革のできる人材である。

できる限り高いレベルのコンピテンシーでアピールするようにしてください。

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