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2014年11月27日(木)

就活フレームワーク:マーケティング近視眼①

脇坂先生本日は業界研究や企業研究で使える内容についてご紹介します。マーケティング近視眼についてです。古い考えですが、この考えは非常に重要です。どの企業も陥る可能性のある考えになります。受けようとしている企業が実はこの考えに陥っている可能性もあります。

マーケティング近視眼とは、セオドア・レビットが1960年に発表した論文の中で説明した概念です。

鉄道会社などを例にして顧客中心の考え方が述べられており、企業が商品を販売するにあたって、その商品の機能のみに着眼してしまうことに問題提議をしております。

顧客は商品そのものを必要としているのではなく、その商品によってもたらされる期待価値を得るために購入しているとして「顧客志向」という概念の重要性を広く知らしめ、また著書「レビットのマーケティング思考法 本質・戦略・実績」の第10章マーケティング・マトリックスの中にも同じように「顧客志向」について言及されております。

マーケティング・マトリックスの内容は自分や会社の評価を行う際に効果を発揮し、顧客志向(無視)と会社志向(無視)について分析が可能となります。

ここでマーケティング近視眼に陥る(陥った)産業の共通点について紹介します。レビットの考えは下記の4点です。

① 人口は拡大し、さらに人々は豊かになり続けるから、間違いなく今後も成長すると確信している

② 当産業の主要製品を脅かすような代替品の出現はないと確信している

③ 大量生産こそ絶対だと信じ、生産量の増加に伴って、急速に限界コストが低下するという利点を過信している

④ 製品は周知に管理された科学実験によって、どんどん品質が改良され、生産コストを低下させるという先入観がある

マーケティング近視眼の論文中にある企業の例として、鉄道会社、映画会社などがあげられております。現在の日本企業でも近視眼に陥っている企業はあるはずです。是非、考察を深めていってください。

「内定塾」講師 脇坂 健一郎

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