2014年05月23日(金)
面接:逆質問のポイント
面接中に面接官より「何か質問はありますか」と問われる時があります。
学生の皆さんからも何を質問したら良いのかわからないと相談を受けます。
学生の皆さんには反対に何を質問したら良いと思うかと質問すると、「企業受けが良い質問」「他の学生が聞かないような質問」といった回答が返ってきます。
これらの回答は間違っていないと思います。
面接の最後に質問のチャンスをもらえたわけですから、大いに自身をアピールすべきです。
ただ、「企業受けが良い質問」や「他の学生が聞かないような質問」は企業側の人間ではないですし、他の学生の面接内容を聞いているわけではないため、そのような質問を考えることは容易ではありません。
ここで質問です。AさんとBさんは業務内容でわからないことがあり、困っています。
そこで先輩のあなたに質問をしてきました。どちらのほうが回答しやすいでしょうか?
Aさんの質問:「××を教えてください」
Bさんの質問:「私は××であると考えておりますが、先輩はどのようにお考えですか」
AさんもBさんもわからないことを知りたいといった点は共通しています。ただ、決定的に異なるのは自分自身の考えを伝えているか否かです。企業では言われたことをこなすだけでなく、自分自身がどのような問題意識を持って解決しようとしているかが求められます。
面接の際も同じです。
面接官は「この学生に投資する価値があるか」といった観点で選考を行なっています。
価値のある学生であるとアピールするためにも、内容だけでなく話し方を意識することでより面接官の印象に残るのではないでしょうか?
面接官より「何か質問はありますか」と問われた際は、今回の話を思い出していただき是非ともお試しください!
「内定塾」講師 島津 裕之